あなたが頭痛で苦しい時、
「目の奥が痛い」
といった症状はありませんでしたか?
この症状、
大後頭三叉神経症候群(通称:GOTS)
と呼ばれるものかもしれません。
もし心当たりがあるのであれば、
ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 大後頭三叉神経症候群って何?
- 「目の奥が痛い」原因
- どうやって対処したらいいの?
- まとめ
1 大後頭三叉神経症候群って何?
大後頭三叉神経症候群
(Greater Occipital Trigeminal Syndrome:GOTS)
これだけ漢字がいっぱい並んでると
読みたくないと思います笑
英語の頭文字をとって「GOTS(ゴッツ)」と呼びますので、
ここからはGOTSで説明していきますね!
GOTSとは、
後頭部の知覚を支配する「大後頭神経」
眼窩内や鼻腔の知覚を支配する「三叉神経(の中の眼神経)」
これらの神経がストレスを受けて出る痛みの症状をいいます。
2 「目の奥が痛い」原因
このGOTSによる「目の奥」の痛み、
原因としては
- 精神的なストレス
- 天気(気候の変化)
- 首の筋肉の硬さ
- 不良姿勢
- ストレートネック
が挙げられます。
僕がGOTSの患者さんを診せていただいて思うのは、
- 精神的なもの
- 天気(気候の変化)
に関しては、自律神経の乱れによるもの
- 首の筋肉の硬さ
- 不良姿勢
- ストレートネック
に関しては、生活環境(スマホ、パソコン)
が根本にあると考えます。
3 どうやって対処したらいいの?
では、一番気になる
「どうしたらいいの?」
ってところをお話ししていきますね!
まず、
「自律神経の乱れ」
についてです。
自律神経とは、
交感神経(体を興奮させて活動的にする神経)
副交感神経(体を休めて回復させる神経)
この2種類のことを言い、
この2つの神経が体の「ON(活動)」「OFF(回復)」のバランスを取っています。
自律神経の乱れとは、この「ON」「OFF」のバランスが崩れた状態で、
この現代社会においては、「ON」になりっぱなしの人が増えています。
そこで、「OFF」の時間を増やすために、
・お風呂にゆっくり浸かって体を温めたり
・リラックスタイムを作って心と体を休めたり
・自分にご褒美をあげて喜ぶことをしたりと、
「癒やし」を優先してあげると良いと思います。
次に
「生活環境」
ですが、
結論を言うと、スマホやパソコンを使わないようにしましょう笑
って言うのは、
現代社会において不可能に近いことだと思います。。。
なので、
スマホやパソコンを使っている最中でも良いので、
できるだけ体操やストレッチをして硬まった筋肉をほぐしてあげましょう!
こういった機器を使っていると、
どうしても同じ姿勢で動かない時間が増えます。
人の体はもともと動かすために作られているので、
同じ姿勢で動かないというのは苦手なんです。
体操やストレッチが苦手、という人はちょっと散歩するだけでも構いません。
まずは体を動かしましょう!!
また、スマホやパソコンを使っている姿勢も大事です。
首を下に向けてスマホをいじっていたり、
背中を丸めてパソコンをしていると、
肩首の筋肉を必要以上に使いすぎてしまい、
筋肉の硬さや不良姿勢、ストレートネックの原因になってしまいます。
4 まとめ
「目の奥が痛い」
という症状がある方は、
大後頭三叉神経症候群(GOTS)
かもしれません。
このGOTSの原因となるのは、
自律神経の乱れ
スマホやパソコンを使う生活環境
によるものが大きいと考えます。
この原因に対処するためには、
リラックスタイムを作るなど、自分自身の「癒やし」を優先させて
自律神経のバランスを整えること
スマホやパソコンを使う姿勢に気をつけて、
こまめにストレッチや運動をすること
を心がけてみてください!
また、GOTSを含めた頭痛を改善するためには
あなた自身の体を整えることも大切です。
くにや整骨院では頭痛に対して何するの?
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