痛みを繰り返さない!腰痛改善の正しいアプローチ

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痛みを繰り返さない!腰痛改善の正しいアプローチ
高橋 邦弥

ブログ著者:高橋 邦弥

Jリーガーやプロゴルファーのスポーツトレーナー経験をもつ、兵庫県の整骨院 院長
国家資格保持(柔道整復師)

痛みを繰り返さない!腰痛改善のための正しいアプローチと予防法

腰痛は現代社会で多くの人々が悩まされている症状の一つであり、生活の質を大きく低下させる原因となっています。仕事や日常生活での体の使い方が原因となり、慢性的な痛みを引き起こすこともあります。しかし、腰痛は放置せずに正しいアプローチをすることで、予防や改善が可能です。正しいアプローチを知ることで、腰痛の痛みを繰り返さず、健康な体を維持することができます。

本記事では、腰痛改善のための正しい方法について詳しく解説します。まずは腰痛の種類と特徴を理解し、生活習慣や歩き方のクセがどのように痛みに影響を与えるのかを探ります。また、腰痛を改善するために実践すべきストレッチや運動、整体で得られる効果についても紹介します。さらに、腰痛を予防するために必要な生活習慣の見直しや食生活の重要性、サポートグッズの選び方も解説します。

腰痛は、現代人にとって非常に身近な問題であり、多くの人が一度は経験する症状です。デスクワークや長時間の立ち仕事、運動不足など、さまざまな要因が腰痛を引き起こす原因となっています。腰痛は単なる一時的な痛みではなく、放置すると慢性化し、日常生活に大きな影響を与えることがあります。腰痛が続くことで、仕事のパフォーマンスが低下したり、趣味や家事ができなくなったりすることもあります。

腰痛を予防し、改善するための正しいアプローチを解説します。まず、腰痛の種類や原因を知ることが重要です。それに基づいて、実践的なケア方法や生活習慣の改善策を取り入れることで、腰痛を予防し、再発を防ぐことが可能です。自宅でできる簡単なストレッチや運動、姿勢改善の方法を実践することで、腰痛を軽減し、快適な生活を送るための第一歩を踏み出しましょう。

さらに、整体や筋肉のケアがいかに効果的であるかを理解し、適切な対処法を学ぶことが、腰痛の改善に繋がります。腰痛を放置せず、早期に対処することが、長期的な健康にとって重要であることを強調します。この記事を通じて、腰痛を改善し、生活の質を向上させるための方法を学び、実践していきましょう。

目次

  1. 腰痛の種類と特徴を知ろう
  2. 歩き方のクセが痛みに与える影響
  3. 立ち仕事の人が注意すべきポイント
  4. 簡単にできる腰のストレッチ3選
  5. 整体で得られる効果と注意点
  6. 痛みがある時に避けるべき運動
  7. 腰痛体質から抜け出す生活習慣
  8. 食生活と体のバランスの関係
  9. 予防に効果的なサポートグッズ
  10. 自宅でできる予防ケアのすすめ

1.腰痛の種類と特徴を知ろう

腰痛は非常に多くの人々に影響を与えており、その原因や症状はさまざまです。腰痛には急性腰痛と慢性腰痛があり、さらにそれぞれに異なる原因や症状が伴います。まずは、腰痛の種類とその特徴をしっかりと理解し、それに適したアプローチを取ることが腰痛改善への第一歩です。

急性腰痛は、通常は過度の負担や動作によって引き起こされます。例えば、物を持ち上げた際にぎっくり腰を起こすなどの瞬間的な負荷が原因です。このタイプの腰痛は一般的に数日で改善されることが多いですが、早期の対処が必要です。

一方で、慢性腰痛は3ヶ月以上続く痛みで、繰り返し症状が現れることが特徴です。長時間同じ姿勢を続けることや、過去の腰痛の治療が不十分だったことが原因となることが多く、生活習慣や姿勢、筋力の低下などが影響を及ぼす場合があります。慢性腰痛は治療が遅れると、症状が悪化し、生活の質を大きく損なうことがあるため、早期の診断と適切なケアが必要です。

さらに、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、特定の疾患が腰痛の原因となっている場合もあります。椎間板ヘルニアは、背骨の間にある椎間板が膨らんで神経を圧迫することにより、強い痛みやしびれを引き起こすことがあります。脊柱管狭窄症は、脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることによって、歩行時の痛みや足のしびれを伴うことがあります。

これらの疾患に関連する腰痛は、医師による診断と治療が重要であり、適切な治療法を選択することが治癒への鍵となります。

理解しておくべきもう一つのポイントは、姿勢が腰痛に与える影響です。悪い姿勢や不自然な座り方、立ち方は、腰に余計な負担をかけ、筋肉の不均衡を引き起こしやすくします。特にデスクワークが長時間続く現代社会では、腰痛の原因となる姿勢の乱れを防ぐことが重要です。デスクワークにおいては、椅子の高さや机の配置、モニターの位置に注意を払い、適度に休憩を取ることが予防に繋がります。

腰痛の種類とその特徴を把握することで、自分に合った治療法を見つけ、無理なく改善を目指すことができます。

2.歩き方のクセが痛みに与える影響

普段の歩き方には、腰痛に大きな影響を与える場合があります。歩き方が不自然であったり、片方の足に過剰な負担をかけていると、腰に余計な負担がかかり、痛みの原因となります。特に、長時間の歩行や立ちっぱなしの状態で歩くと、足腰に疲労が蓄積され、腰痛が悪化することがあります。

歩き方のクセを見直すことは、腰痛改善のための一つの重要な手段です。例えば、歩く際に内股や外股になっている、またはかかとを意識せずにつま先を引きずるように歩くことは、腰に不必要な負担をかけます。このような歩き方を続けることで、腰痛が慢性化する原因となります。

一方、正しい歩き方を意識することで、腰への負担を軽減することができます。歩く際は、姿勢を良く保ち、歩幅を適度に取ること、そして足の裏全体を使って歩くことが大切です。特に、足の裏全体でしっかりと地面を踏みしめることで、腰への衝撃を和らげることができます。さらに、歩くスピードやリズムを一定に保つことで、無理なく体の負担を軽減できます。

また、歩行中に腰をひねったり、骨盤を動かしすぎることも腰痛の原因となることがあります。これを防ぐためには、歩く際に体を安定させ、無理に体をひねらないように心がけることが重要です。

実際に、歩き方を改善することが腰痛改善に効果的であることが研究でも示されています。研究によると、歩行のクセを改善することで、腰にかかる負担を30%以上減らすことができるとされています。正しい歩き方を習慣化することは、腰痛を予防し、改善するための有効な手段となります。

3.立ち仕事の人が注意すべきポイント

立ち仕事をしていると、腰に大きな負担がかかります。長時間立ちっぱなしの姿勢を維持することで、腰に圧力がかかり、筋肉が緊張しやすくなります。特に、姿勢を変えずに同じ姿勢で長時間過ごすことは、腰痛を引き起こす一因となります。

立ち仕事をしているときには、まず姿勢に注意が必要です。背筋を伸ばし、肩をリラックスさせることで、腰への負担を減らすことができます。さらに、体重を均等にかけるために、片足に体重をかけるのではなく、両足でバランスよく立つことが重要です。足元がフラットで安定している場所で立つことも、腰の負担を軽減するためには不可欠です。

また、立ちっぱなしの時間が長くなると、筋肉が疲れて血行不良を引き起こすことがあります。このため、1時間ごとに少しでも動くことが腰痛予防に繋がります。軽いストレッチや歩き回ることで、血流が良くなり、筋肉の緊張がほぐれる効果があります。

さらに、立ち仕事をしている際には、適切な靴を履くことが大切です。足元のサポートがしっかりしていない靴を履いていると、腰に負担をかけやすくなります。足裏にフィットするインソールを使用するなど、足元のケアを行うことも重要です。

立ち仕事をしているときの姿勢や足元のケアを意識することで、腰痛のリスクを減らし、健康的に過ごすことができます。

立ち仕事をしている人にとって、腰痛を予防するためには、適切な姿勢や体の使い方を意識することが非常に重要です。長時間同じ姿勢で立ち続けることが腰への負担を増加させ、腰痛を引き起こす原因となります。立っているだけでも、腰にかかる圧力は座っている時よりも大きくなるため、姿勢を正しく保つことが求められます。

まず、足の位置に気をつけましょう。立っている時、片足に体重をかけていると、その側の腰に負担がかかります。常に均等に体重を分けるように心がけることが大切です。また、膝を少し曲げて立つことで、腰への圧力を分散させることができます。さらに、足元にクッション性のあるマットを敷くことや、足を交互に置くことも有効です。

定期的な休憩や、少し動くことを意識して、体をリセットしましょう。ストレッチや軽い歩行を取り入れることで、腰にかかる負担を減らし、疲れにくい体を作ることができます。立ち仕事の際に注意すべきポイントを実践することで、腰痛のリスクを大きく軽減することができます。

4.簡単にできる腰のストレッチ3選

腰痛の予防や改善には、簡単にできるストレッチが効果的です。日常生活の中で手軽に取り入れることができ、筋肉を柔軟に保つことが腰への負担を軽減するためのポイントです。特に、長時間のデスクワークや立ち仕事が続いた後には、腰回りの筋肉をほぐすことで、痛みを防ぐことができます。

ストレッチ1: キャット・カウストレッチ

このストレッチは、背骨を柔軟に保つために非常に効果的で、腰痛の予防にもなります。猫のポーズと牛のポーズを交互に行うことで、背骨の可動域を広げ、腰の筋肉を緩めることができます。

  1. 四つん這いの姿勢になります。肩の下に手、腰の下に膝を置き、背中を真っ直ぐに保ちます。
  2. 息を吐きながら、背中を丸めてお腹を引っ込め、頭と尾骨を下に向けます(猫のポーズ)。
  3. 次に、息を吸いながらお腹を反らせ、胸を前に突き出し、顔を上げて尾骨を天井に向けます(牛のポーズ)。
  4. これを5回繰り返し、深く呼吸をしながら、背骨をゆっくりと動かします。

このストレッチは、腰だけでなく、肩や首の緊張をほぐす効果もあります。毎日数分行うことで、腰の可動域が広がり、痛みを防ぐことができます。

ストレッチ2: ハムストリングストレッチ

ハムストリング(太ももの裏側の筋肉)が硬くなると、腰に過剰な負担がかかることがあります。ハムストリングを伸ばすことで、腰への負担を軽減し、痛みを予防することができます。

  1. 足を肩幅に開いて立ち、片方の足を前に出して膝を軽く曲げます。
  2. 前に出した足のつま先を天井に向け、手で太ももの裏側を軽く押しながら膝を伸ばします。
  3. 10~15秒間キープし、反対側も同様に行います。
  4. このストレッチを両足で2~3セット繰り返します。

ハムストリングスが柔軟になることで、骨盤の位置が正しく保たれ、腰へのストレスが軽減されます。座りっぱなしの時間が多い方に特に効果的です。

ストレッチ3: 腰回りのツイストストレッチ

このストレッチは、腰の筋肉をリラックスさせるとともに、背骨の柔軟性を高めることができます。腰痛を予防するために非常に役立ちます。

  1. 床に仰向けに寝転がり、両膝を曲げて立てます。
  2. 両腕を肩の高さで広げ、手のひらを下向きにします。
  3. 息を吐きながら、膝を右側にゆっくりと倒し、頭を左に向けてツイストします。
  4. このポーズを15~30秒間キープし、反対側も同様に行います。

このストレッチは、腰の筋肉をリラックスさせるだけでなく、背骨の柔軟性を改善し、体全体のバランスを整えることができます。毎日続けることで、腰痛を予防し、筋肉のこわばりを防ぐことができます。

ストレッチは、どれも短時間ででき、日常的に取り入れることが可能です。これらを習慣化することで、腰痛の予防や改善に効果を発揮します。

5.整体で得られる効果と注意点

整体は、腰痛改善に非常に効果的な治療法の一つです。整体師による手技を使った治療は、筋肉の緊張をほぐすだけでなく、体の歪みを矯正し、正しい姿勢を取り戻す手助けをしてくれます。しかし、整体を受ける際には注意すべき点もあります。

整体の最大のメリットは、体の不調や歪みを改善し、筋肉をほぐすことです。特に、慢性的な腰痛や姿勢の悪さが原因で生じる痛みに対しては、整体の施術が効果を発揮します。整体師は、患者一人ひとりの状態に合わせた施術を行い、筋肉や関節の状態を細かく確認しながら進めます。これにより、痛みの原因を根本から解決することができます。

また、整体は、リラックス効果が高いため、ストレスの軽減にも役立ちます。ストレスが腰痛を悪化させることもあるため、整体を受けることで心身ともにリフレッシュでき、腰痛の改善が期待できます。

ただし、整体を受ける際には注意が必要です。まず、信頼できる整体師を選ぶことが重要です。整体師の技術や知識が十分でないと、逆に体に負担をかけてしまうことがあります。事前に整体師の資格や経験を確認することをおすすめします。

また、整体を受けた後は、体が柔らかくなり、リラックスしているため、無理な動きをしないように注意することが大切です。急激に運動したり、長時間同じ姿勢を取ったりすると、せっかく改善した筋肉や関節が再び硬直する可能性があります。整体後は、軽いストレッチを行うことをおすすめします。

6.痛みがある時に避けるべき運動

腰痛がある時には、無理に運動をすることは避けるべきです。痛みがひどくなる可能性があり、症状が悪化することもあります。痛みがあるときに避けるべき運動には、激しい運動や腰に負担をかけるような動きが含まれます。例えば、重い物を持ち上げる動作や、急なストレッチ、激しいランニングなどは避けるべきです。

まず、痛みがあるときには、無理に動かすことなく、安静にすることが最優先です。痛みが強い時には、患部を冷やすことで炎症を抑えることができます。アイスパックなどを使用し、20分程度冷やすことが効果的です。

また、軽いウォーキングや水泳など、体に負担の少ない運動は、腰痛の改善には効果的ですが、無理に行うことは避け、痛みが引いた後に少しずつ取り入れるようにしましょう。痛みが完全に取れてから、運動を再開することが腰痛改善のポイントです。

7.腰痛体質から抜け出す生活習慣

腰痛が慢性化し、体質として定着してしまうことがあります。これを「腰痛体質」と呼び、長期間の不良姿勢や生活習慣が原因で腰の筋肉や関節に過度な負担がかかり続け、痛みを繰り返す状態です。腰痛体質から抜け出すためには、生活習慣の見直しと改善が不可欠です。

腰痛体質ができる原因

腰痛体質を作り出す原因は、日常生活の中で無意識に行っている動作や習慣にあります。例えば、長時間座りっぱなしの仕事や、座ったままでの不良姿勢、重い荷物を片側で持つことなどが、腰に大きな負担をかけます。これらの習慣が積み重なり、筋肉や骨格に偏った負荷をかけることで、腰痛が慢性化するのです。

また、睡眠不足やストレスも腰痛を悪化させる原因となります。十分な休養が取れないと、体が回復する時間が不足し、腰の筋肉が固まったり、姿勢が悪くなったりします。加えて、精神的なストレスは自律神経に影響を与え、筋肉を無意識に緊張させてしまいます。このように、腰痛体質は様々な要因が絡み合って形成されます。

腰痛体質から抜け出すための生活習慣

腰痛体質から抜け出すためには、以下の生活習慣の改善が必要です。

姿勢の改善
正しい姿勢を保つことは、腰痛予防に最も重要です。立っているときも座っているときも、背筋を伸ばし、腰をまっすぐに保つことを意識しましょう。長時間同じ姿勢でいることは避け、定期的に立ち上がったり、ストレッチを行うことが大切です。

適度な運動
筋力を強化することで、腰への負担を減らすことができます。特に腹筋や背筋を鍛えることは、腰を支える力を高め、腰痛の予防に繋がります。ウォーキングや水泳、ヨガなどの低負荷な運動を定期的に行い、筋肉をほぐすことが効果的です。

睡眠環境の改善
質の良い睡眠をとることで、体が回復し、腰の筋肉もリフレッシュされます。寝具を見直すことで、腰への負担を軽減できます。硬すぎず柔らかすぎないマットレスや、適切な枕を使い、寝ている間に正しい姿勢を保つことが大切です。

ストレス管理
ストレスが溜まると、筋肉が緊張し、腰痛が悪化する原因になります。リラックスする時間を設けたり、趣味や運動でストレスを解消したりすることが重要です。深呼吸や瞑想、リラクゼーション法を取り入れることも効果的です。

8.食生活と体のバランスの関係

腰痛と食生活には深い関係があります。栄養バランスの取れた食事を摂取することで、筋肉や骨の健康を維持し、腰痛を予防することができます。特に、筋肉の強化や回復、炎症を抑えるための食べ物を意識的に取り入れることが効果的です。

腰痛と食生活の関係

腰痛が引き起こす炎症や筋肉の硬直を改善するためには、食事において抗炎症作用のある栄養素や、筋肉の修復に必要な栄養素を積極的に摂ることが必要です。特に、オメガ3脂肪酸やビタミンD、カルシウム、マグネシウムなどが、腰痛予防に有効だとされています。

オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、魚やナッツ、亜麻仁などに含まれ、抗炎症作用を持っています。腰痛や関節炎による炎症を軽減する効果があり、定期的に摂取することで腰痛を予防できます。

カルシウムとマグネシウム
カルシウムは骨の健康に欠かせない栄養素であり、腰痛を予防するためにも重要です。また、カルシウムと一緒に摂取することで筋肉をリラックスさせる効果があるマグネシウムも、腰痛対策に有効です。カルシウムは乳製品や豆類、マグネシウムはナッツや葉物野菜に多く含まれています。

ビタミンD
ビタミンDは骨の健康に直接的な影響を与える栄養素です。太陽光に当たることでも合成されますが、食事から摂取することも重要です。魚や卵、キノコに多く含まれています。

食事の中で取り入れたい食材

腰痛の予防には、バランスの取れた食事が不可欠です。特に、抗炎症作用のある食品や骨を強化する食材を意識的に摂取することが、腰痛の予防や回復に繋がります。

9.予防に効果的なサポートグッズ

腰痛の予防には、サポートグッズを活用することも非常に効果的です。腰をサポートするアイテムを使うことで、体への負担を軽減し、日常生活や仕事中の腰痛を予防できます。

腰痛をサポートするグッズの種類

腰サポートベルト
腰を支えるために作られたサポートベルトは、特に長時間の立ち仕事や座り仕事に効果的です。腰に負担がかかるときに使用することで、腰への圧力を分散し、腰痛を予防します。特に、腰痛を予防するために適切なフィット感を持つベルトを選ぶことが大切です。

座椅子やクッション
長時間座っている場合、腰への負担を軽減するために、座椅子やクッションを使うことが有効です。椅子の座面に敷くクッションや、腰にサポートを加えるための背もたれクッションを使用することで、正しい姿勢を保ちやすくなり、腰への負担が減ります。

エクササイズボール
エクササイズボールは、腰の筋肉を強化し、姿勢を改善するために使用されます。座っているときにエクササイズボールを使うことで、腰への負担が減り、同時に腹筋や背筋を鍛えることができます。

サポートグッズをうまく活用することで、腰痛の予防に効果的な対策を取ることができます。自分の生活スタイルに合わせたアイテムを取り入れ、腰痛予防を行いましょう。

10.自宅でできる予防ケアのすすめ

腰痛予防において、自宅でできるケアを取り入れることは非常に重要です。特に忙しい日常生活を送っていると、専門の治療院に頻繁に通う時間が取れないこともあります。そのため、家でできる予防ケアを実践することで、腰痛を軽減し、予防することが可能です。自宅で簡単に取り入れることができ、日常的に続けやすい方法をいくつか紹介します。

自宅でできる簡単なストレッチ

ストレッチは、腰痛予防において非常に効果的な方法です。特に、長時間座りっぱなしや立ちっぱなしで腰に負担がかかることが多いため、筋肉をリラックスさせることが大切です。腰回りの筋肉をほぐすことで、血行を促進し、筋肉の硬直を防ぐことができます。

腰回りのストレッチ
仰向けに寝転んで両膝を胸に引き寄せ、数秒間その姿勢をキープします。この動きによって、腰の筋肉がストレッチされ、腰痛の予防になります。また、膝を左右に倒すことで、背中や腰の筋肉を効果的にほぐすことができます。

前屈ストレッチ
立った状態で、足を肩幅に広げ、ゆっくりと前に倒れます。膝を少し曲げても良いので、背中を伸ばすように意識しましょう。前屈することで、背筋や腰回りの筋肉を伸ばし、緊張をほぐすことができます。このストレッチを毎日行うことで、腰への負担が軽減され、痛みの予防になります。

腰痛予防のためのエクササイズ

ストレッチに加えて、腰を支える筋肉を鍛えるエクササイズも有効です。腰痛を予防するためには、腹筋や背筋、そして臀部の筋肉を強化することが重要です。これらの筋肉を鍛えることで、腰を支える力が強化され、腰痛のリスクを減らすことができます。

プランク
プランクは、全身を鍛えるエクササイズですが、特に腹筋や背筋に効果があります。肘とつま先を床に着け、体を一直線に保つ姿勢をキープします。30秒〜1分程度キープし、徐々に時間を延ばしていきましょう。腹筋や背筋を強化することで、腰にかかる負担を減らし、腰痛の予防に役立ちます。

お尻歩きエクササイズ
床に座り、膝を曲げて両足を床につけます。その後、お尻を使って前後に歩きます。このエクササイズは、臀部やお尻の筋肉を鍛えることができ、腰痛予防に非常に効果的です。お尻の筋肉が強化されることで、腰の筋肉にかかる負担が減り、痛みを予防することができます。

リラックス法と姿勢の改善

自宅でできる腰痛予防には、リラックス法や姿勢の改善も重要です。ストレスや緊張が溜まると、腰の筋肉が硬直し、痛みが引き起こされます。そのため、リラックスする時間を設け、日常生活での姿勢を意識することが大切です。

深呼吸法
深呼吸は、リラックスするための簡単で効果的な方法です。腰痛予防のためには、1日に数回深呼吸を行うことをおすすめします。深呼吸をすることで、自律神経が整い、筋肉の緊張がほぐれます。特に、寝る前に深呼吸を行うと、よりリラックスでき、睡眠の質も向上します。

良い姿勢を意識する
座る姿勢、立つ姿勢、歩く姿勢など、日常的に正しい姿勢を意識することが重要です。腰をまっすぐに保つことで、腰にかかる負担が軽減され、痛みを防ぐことができます。長時間座っている場合は、1時間ごとに立ち上がってストレッチをすることを習慣化しましょう。

自宅ケアと生活習慣で痛みを軽減

腰痛は現代社会で非常に多くの人が抱える悩みであり、日常生活において大きな影響を与えることがあります。しかし、腰痛は適切な予防とケアを行うことで、軽減し、改善することが可能です。自宅でできるストレッチやエクササイズ、姿勢の改善を取り入れることで、腰痛を予防し、より快適な生活を送ることができます。

腰痛を予防するための生活習慣やリラックス法、サポートグッズの利用も効果的です。毎日のちょっとしたケアや心がけが、腰の健康を保つために重要な役割を果たします。自身の体に合った予防策を見つけて、腰痛のない快適な日常を手に入れましょう。

腰痛を予防するための第一歩を踏み出し、健康な体を作り上げるために、日々のケアを実践していくことが大切です。自己管理をしっかり行い、腰痛を予防するための習慣を身につけることで、より充実した生活を送ることができるはずです。

腰痛は、身体の不調の中でも多くの人に共通する悩みですが、適切な対策を取ることで十分に改善可能です。腰痛を予防するためには、姿勢の改善や運動習慣を取り入れることが基本です。長時間の座り仕事や立ち仕事をしている人は、定期的に姿勢をチェックし、適切な休憩を取ることが大切です。また、腰回りの筋肉を鍛えることで、腰への負担を減らすことができ、腰痛を予防する助けになります。

さらに、食生活や生活習慣を見直すことも腰痛予防には欠かせません。栄養バランスを整えることで、筋肉や骨を強化し、腰痛を引き起こす原因となる炎症を抑えることができます。また、腰痛を予防するためのサポートグッズを上手に活用することで、日常生活での負担を軽減することができます。

最終的に、腰痛は正しいアプローチを取ることで改善し、再発を防ぐことができます。自宅でできる予防ケアを取り入れることで、痛みを和らげ、腰痛のリスクを減らすことができます。日常生活に取り入れやすい方法を実践し、腰痛を予防することで、より健康で快適な生活を手に入れることができるでしょう。

この記事を書いた人

高橋 邦弥

「くにや整骨院」院長 | 柔道整復師(国家資格)

高橋 邦弥

オリンピック協会スタッフや看護師からも推薦を受ける、兵庫県県明石市「くにや整骨院」の院長。
サッカーJ1トレーナーとての活動経験を持ち、卓越した知識と経験によりのべ60,000人以上が訪れる明石の人気院となっている。

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