膝の内側の痛みを解消!適切な治療と予防法

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高橋 邦弥

ブログ著者:高橋 邦弥

Jリーガーやプロゴルファーのスポーツトレーナー経験をもつ、兵庫県の整骨院 院長
国家資格保持(柔道整復師)

膝の内側痛みの原因と症状の概要

膝の内側の痛みは、靭帯や腱の問題や関節の変形などによるもので、急性や慢性の症状があります。原因は多岐にわたり、鵞足炎や変形性膝関節症、内側半月板損傷、内側側副靱帯損傷などが挙げられます。運動や日常生活で痛みが生じるため、早期の対処が重要です。

 

鵞足炎:走ると内側が痛む運動症状

鵞足炎は、膝の内側にある「鵞足」という太ももの筋肉が付着する部分に炎症を起こして、運動時や階段を降りたりする時に痛みが生じる症状です。繰り返しの負担が原因で発症し、ランニングやサッカーなどのスポーツ選手に多く見られます。

 

変形性膝関節症:日常動作での慢性痛

変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減って変形や痛みが生じる状態です。特に階段の昇り降りや歩行時に痛みが強くなり、膝の曲げにくくなり日常生活に支障をきたすことがあります。

 

内側半月板損傷:スポーツや日常生活での急激な痛み

内側半月板損傷は、膝の内側にある半月板が損傷することで、スポーツで痛めることが多い症状です。特に脚の捻じれやひねりにより、半月板が損傷することがあります。日常生活の動作でも痛めることがあるので、注意が必要です。

 

内側側副靱帯損傷:スポーツ時の急激な痛み

内側側副靱帯損傷は、膝の内側にある靱帯が損傷することで、急激な痛みが起きる症状です。スポーツ時に痛めることが多く、相手との接触や膝が内を向くような動作をした時に損傷するので、気をつけましょう。

 

痛みを引き起こす筋肉の負担や炎症

筋肉への負担が蓄積したり、炎症を起こすことで、膝の内側に痛みが生じます。適切なストレッチやアイシングなどが重要で、早めに専門家に相談することで症状の悪化を防ぎ、早期改善につながります。

 

膝痛の対処法と治療の進め方

膝痛の対処法として、セルフケアや専門家による治療があります。セルフストレッチや筋力トレーニングで予防や症状の改善が期待できますし、専門家による適切な治療を受けることで早期改善が見込めます。

 

効果的なストレッチと筋力トレーニング

膝痛の予防や軽減のためには、太ももやふくらはぎのストレッチ、お尻や太ももの筋力トレーニングが効果的です。特に、太ももやふくらはぎの筋肉を柔軟に保つことで、膝にかかるストレスを軽減できます。また、筋力のバランスを整えることも大切です。

 

専門家による適切な治療法の選択

膝痛の原因や症状に応じて、専門家が適切な治療法を選択します。症状が悪化する前に受診することが重要で、膝痛の悪化を防いで早期回復のための治療やリハビリが施されます。また、状態によっては医師が手術の選択をすることもあります。

 

外科手術のタイミングとリスク

外科手術は、MRIによる画像診断で膝痛の原因が明らかになっており、手術の必要があると判断された場合に選択されます。例えば、半月板の損傷部分が大きい場合や靭帯が断裂している場合などが手術対象にあたります。ただし、手術にはリスクもあるため、医師と相談して決める事が重要です。感染や術後の炎症、機能回復への時間も考慮にいれて決断しましょう。

 

肥満や運動不足の影響と予防策

肥満や体重増加は膝関節への負担を増し、運動不足は筋力低下に繋がります。膝の症状を改善するには、減量と適度な運動が大切です。食生活の見直しとウォーキングやランニングなど、膝への負担が少ない運動で筋力アップを図りましょう。

 

肥満が関節への負担を増やす原因

肥満が膝への負担を増やす理由は、体重増加と共に関節にかかる負荷が上昇するためです。特に、階段の昇り降りをする際には体重の6〜7倍近くの負荷がかかり、症状が悪化する可能性があります。つまり体重の管理は膝への負担軽減に役立つのです。

 

適度な運動で膝周りの筋肉を鍛える

適度な運動で膝周りの筋肉を鍛えることは、関節の保護や痛みの軽減に繋がります。例えば、スクワットやレッグプレス等の筋トレで太ももの筋肉を強化することで、膝関節の安定化を図ることができます。運動前後のストレッチも忘れずに行おう。

 

専門的なアプローチと生活習慣の改善

関節の構造や症状に応じた専門的な治療と、生活習慣や動作の改善が痛みを和らげる鍵になります。整骨院や整形外科で的確な治療を受け、日常生活での予防策にもアプローチしていく。

 

整骨院や整形外科の役割

整骨院や整形外科では、専門的な治療やリハビリテーションが受けられます。適切な検査に基づき、整骨院では物理療法やストレッチ、エクササイズなど、整形外科では薬物療法や注射、リハビリが提供され、痛みの早期改善をサポートしてくれます。

 

生活習慣や動作の改善で痛みの予防が可能

生活習慣や動作の改善をすることで、膝の痛みを予防します。適切な体重管理や運動習慣、正しい動作や姿勢を心がけることで、膝への負担を軽減し、痛みの予防に繋がります。日々の習慣や動作を見直して膝の負担を減らしましょう。

 

まとめ:膝の内側痛みを克服する秘訣

膝の内側の痛みを克服する秘訣は、専門家による適切な治療と生活習慣の改善です。整骨院や整形外科での専門的なアプローチとちょっとした工夫で、快適な日々を取り戻しましょう。不安や症状があれば、お近くの専門家に相談してみてください。



この記事を書いた人

高橋 邦弥

「くにや整骨院」院長 | 柔道整復師(国家資格)

高橋 邦弥

オリンピック協会スタッフや看護師からも推薦を受ける、兵庫県県明石市「くにや整骨院」の院長。
サッカーJ1トレーナーとての活動経験を持ち、卓越した知識と経験によりのべ60,000人以上が訪れる明石の人気院となっている。

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