股関節痛の原因と女性特有の問題を解説

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高橋 邦弥

ブログ著者:高橋 邦弥

Jリーガーやプロゴルファーのスポーツトレーナー経験をもつ、兵庫県の整骨院 院長
国家資格保持(柔道整復師)

股関節の痛みを引き起こす様々な原因

股関節の痛みは多くの要因が関与しており、一般的には変形性股関節症や骨折、脱臼が原因とされています。また、神経痛やリウマチによる痛みも存在し、症状に応じた適切な治療が求められます。

 

変形性股関節症:多くの人に見られる疾患

変形性股関節症は関節の軟骨がすり減り、痛みや運動制限を引き起こす病気で、特に高齢者に多く見られます。関節の損傷は、長年の使用や過度な運動、急激な変位に起因することが多いです。

 

骨折や脱臼による股関節の痛み

事故やスポーツでの怪我により、股関節の骨折や脱臼が生じることがあります。これに伴い、股関節の痛みや機能不全が発生し、適切な治療が必要となります。

 

神経痛やリウマチが痛みの原因となる場合

リウマチや神経痛も股関節の痛みの原因となります。リウマチは関節の炎症を引き起こし、神経痛は周囲の神経に配慮が必要な状態で、専門医の診断が重要です。

 

女性に多い変形性股関節症の特徴と原因

女性に多い変形性股関節症は、骨盤の形状や臼蓋形成不全が原因と考えられます。特に女性に多く発症する臼蓋形成不全は股関節への負担を増やし、痛みの原因となることがあります。

 

日本人の8割は形成不全が原因

日本では、変形性股関節症の8割が股関節の形成不全に原因があります。この股関節の形成不全は臼蓋形成不全を含めて、ほとんどが女性に発症します。そのため、変形性股関節症も女性が多いという結果になります。

 

症状に応じた診断方法

症状に応じて適切な診断方法が求められるため、股関節の痛みの原因と症状を詳しく調べる必要があります。レントゲンやMRI検査が一般的に行われます。

 

整形外科でレントゲンやMRI検査を行う

整形外科では痛みや症状を確認し、レントゲンやMRIで関節や骨の状態をチェックします。これにより、関節の状態や構造の異常を確認し、手術やリハビリの治療方針を立てることが可能となります。

 

整体院や鍼灸院で筋肉バランスを評価

股関節の状態を評価する際、整体院や鍼灸院では痛みや症状、可動域などを確認します。筋肉のアンバランスや炎症などが痛みの原因である可能性もあるため、初期段階での評価と治療が重要です。

 

股関節痛の改善に有効な運動とストレッチ

股関節痛の改善に有効な運動は、筋力アップや柔軟性向上を目的としたものです。例えば、スクワットや股関節を柔軟にするストレッチが効果的で、痛みの軽減や関節の可動範囲向上に役立ちます。

 

日常生活での運動習慣が改善に繋がる

股関節痛対策には、日常生活での運動習慣が大切です。歩く時間や距離をいつもより長くしたり、階段の上り下りを積極的に行うことで、筋力や柔軟性が向上し、痛みの改善に繋がります。

 

股関節を柔軟にするストレッチ方法

股関節の柔軟性を高めるストレッチは、①片膝をついて同じ側の手をバンザイ②お尻をキュッと締めて骨盤後傾③お尻から股関節を前に押し出す といった方法が効果的です。

 

痛みの進行を予防する生活習慣の改善

痛みの進行を予防するには、体重管理や正しい姿勢が大切です。適切な体重を維持し、立つ・座るといった日常動作に気を付けることで負担を軽減し、痛みの予防につながります。

 

体重管理と正しい姿勢が大切

正しい体重管理と姿勢は股関節への負担を減らすため重要です。体重が痛みの原因となる場合もあるため、バランスの良い食事や適度な運動で体重をコントロールしましょう。

 

高齢者の股関節痛対策

高齢者の股関節痛対策としては、適度な運動やストレッチで筋力を維持し、転倒防止策を講じたり、椅子やベッドから立ち座りを繰り返すような動作をして股関節周りを強化することが大切です。

 

まとめ:股関節痛と上手に向き合う方法

股関節痛対策には、専門家の治療や運動習慣の改善、生活習慣の見直しなど様々な方法があります。今回の情報を参考に、自分に合った対策を見つけて実行し、痛みと上手に向き合いましょう。



この記事を書いた人

高橋 邦弥

「くにや整骨院」院長 | 柔道整復師(国家資格)

高橋 邦弥

オリンピック協会スタッフや看護師からも推薦を受ける、兵庫県県明石市「くにや整骨院」の院長。
サッカーJ1トレーナーとての活動経験を持ち、卓越した知識と経験によりのべ60,000人以上が訪れる明石の人気院となっている。

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