骨盤や腰の関節の歪みは、レントゲン上ではなかなかわかりません。なぜか？

ひとつは、歪みは動きの中で起こるので、レントゲンなどの静止画ではわからないからです。

もう一つ、歪みはミリ単位くらいのものなので、レントゲンでは確認しづらいのです。

人間は関節が３mmズレているだけでも痛みを感じますので、レントゲンには映らない歪みでも痛みが出るのです。

そこで、オステオパシー徒手医学独自の検査法により腰や骨盤の「動き」に歪みがないかをチェックして、本当の腰痛の原因を突き止めます。

筋肉は前後左右の筋肉たちとバランスをとりながら働いています。そのバランスが取れなくなると痛みになっていきます。

腰痛の理由として「体が硬い」ことを挙げる人がよくおられますが、実は体の硬さよりもバランスの悪さの方が腰痛の原因になりやすいのです。

そこで当院では、プロのトレーナーとしての経験を生かした筋肉のバランスチェックを行い、どこの筋肉に負担がかかってバランスを崩しているかを見極めます。

腰痛の人は、腰を動かしすぎている人が多いです。

どういうことかと言いますと、本来股関節や背中の関節が担うべき動きを腰で代わりにやっているのです。

例えば、床から物を持ち上げる時に股関節や膝が動けば腰の負担は少なくて済むのですが、股関節や膝を使わず腰だけを動かして持ち上げようとすることによって過度に腰を動かしてしまい、腰の負担が大きくなってしまい痛みが出るのです。

このような腰に負担をかける動かし方を無意識のうちに行っている人が多いので、体の使い方をチェックして何が問題なのかを突き止めます。